都市の女性の視点から農業・農村を捉え直す ―授業における実践例を踏まえた一考察― 生活科学部 現代生活学科 准教授 野津 喬 「地方創生」と「女性の活躍」が国の重要政策 「農業女子プロジェクト」を推進 就農前の研修期間と就農直後の数年間、国から支援資金を給付するなど、その参入を促進するための様々な政策 全国で活躍する先進的な女性農業者の活動を社会全体に発信し、女性農業者の存在感を向上させるとともに、将来的に農業を職業として選ぶ女性のすそ野を広げていこうとする取り組み 都市をフィールドとしながらも、都市農園よりもさらに気軽に農業・農村的要素に触れられる取り組みを拡大することが重要 ハイライフ研究所 Window farms サブウェイのミニ野菜工場併設型店舗 アメリカの都市部を中心として草の根的に取り組みが広がりつつある「Window farms」を題材として、都市の女性の視点から、都市における農業・農村的要素について授業での実践を通して考えました。学生は従来の農業・農村のイメージに捉われない自由な発想で半年間をかけて企画提案を作り上げ、同研究所から高い評価を頂くとともに、学生自身もプレゼンテーション力やディスカッション力の向上を深く実感するなど、企業連携、教育効果の両面から有意義な取り組みとなりました |