環境科学概論
 経済発展や大量生産・大量消費・大量廃棄の生活により様々な環境問題が生じていることに気付き、環境に配慮した持続可能な生活スタイルを実現するために必要で、基本的な環境科学について学習する。家庭生活と環境との関わりを科学的知識の面から理解し、環境や資源に配慮した生活スタイルづくりに、自分の問題として具体的な場面で主体的に取り組めるようになることを目標とする。

 まず生活が地球環境問題と密接に結びついていることを理解した上で、地球環境の諸問題の全体像を科学的に考える。その上でエネルギーにフォーカスし、身近な衣食住生活のうえで環境問題に配慮したエネルギーや製品を選択し使用する方法、生活全般の様式などを点検してみる。生活の現実の中にある問題点と改善点について理解を深め、環境負荷の少ない生活を実践する力を育てる。生活と家庭を基点として、持続可能な低炭素社会のあり方を考える視点を育成する。


第1週 オリエンテーション:現代の生活と地球環境

第2週 地球の自然環境:大気循環、水循環、生態系
 
第3週 地球環境問題の実態:大気汚染、オゾン層の破壊、酸性雨、
              水質汚濁、生物多様性の危機

第4週 地球環境問題の対策:国内外の取組

第5週 温室効果ガスの削減技術、化学物質の環境リスク対策

第6週 再生可能エネルギーシステムと循環型社会の構築

第7週 バイオマスのエネルギー利用、廃棄物のリサイクル

第8週 家庭生活とエネルギー1:ライフサイクルアセスメント
 
第9週 家庭生活とエネルギー2:グリーン購入の実践、
                環境ラベルの種類・特徴

10週 家庭生活とエネルギー3:食生活における環境科学

11週 家庭生活とエネルギー4:住宅における環境科学

12週 家庭生活とエネルギー5:ライフスタイルにおける環境科学

13週 循環型低炭素社会の構築

14週 環境科学とライフスタイルの未来

15週 まとめ(授業内容の総括)

講義から

  • 1年生後学期以降の環境・エネルギー系科目の予定 現代生活学科では1年生前期に「環境科学概論」を履修し、環境科学に関する基礎的な事柄を関連付けて学びます。特に地球温暖化と、紫外線・オゾン・フロン・光化学スモッグの関係を理解します。1年生後学期の「現代社会を読み解くd(科学技術と社会)」では既存のエネルギー利用方法を理解し、再生可能エネルギーの特徴をより深く学びます。2・3年生の「環境工学及び調査」では環境問題について詳しく学びます。(1年前期環境科学概論の教科書を使います。)「生活ビジネスa(グリーンビジネス)」では環境社会、環境ビジネスの機構について考えます。(1年前期環境科学概論の教科書を使います。)「地域エネルギー論」ではバイオマス等再生可能エネルギーの地域自立型利用について主に学習します ...
    投稿: 2014/08/31 7:05、Motoyuki Sugano
  • 2014年前期授業報告 環境科学概論の授業を終え、その報告書を作成しました。いずれ、大学ホームページにて発表されますが、抜粋して掲載します。【全体】授業内容によっては関連する写真が掲載されている専門書籍・雑誌の回覧も行いました。レポート(環境にかかわる新聞記事を見つけてまとめる)を提出した件数に応じて試験に加点しました。最大8件のレポートを提出可としたが平均提出件数は7.2件となり、履修生諸君は活発に自己学習を行いました。【授業評価】 試験終了後に以下の設問に無記名で解答を依頼し履修学生39名全員が回答しました。1.この科目について関心がありましたか。  ①とても関心がある7  ②関心がある21           ③どちらでもない9  ④あまり関心はない1 ...
    投稿: 2014/08/31 6:42、Motoyuki Sugano
  • りんご と でんき? 現代生活学科が主柱としている「自立」、「環境」、「メディア」。実は緊密な関わりがあります。一例ですが、アイフォンなどで有名な企業(リンゴの英語名)のウェブサイトをご覧ください。     電気が無くてはメディアも成り立ちませんし、メディアを介した自立社会も難しくなります。しかし、現在では発電に多量の化石燃料を使用して多量の二酸化炭素が排出され、地球温暖化は進んでしまいます。ではどうすればよいのでしょうか。現代生活学科の多様な科目を通して一緒に考えていきましょう。
    投稿: 2014/04/28 22:44、Motoyuki Sugano
  • 環境科学概論の内容について 受講生の方々にはすでに講義でお話していますが、「環境学」は幅広い分野を基礎としています。私の基礎的な専門は化学ですが、この講義を含めて現代生活学科の環境分野の学習では、特に理系科目の知識を持っていなくても理解できる内容を展開していきます。(もちろん、理系科目の知識を持っている方はより深く広く理解できます。) 一方、社会における事業展開では様々な業種で環境分野に関係していますので、この学科での「自立」、「環境」、「メディア」を柱とした学修は、在籍学生諸君が社会に羽ばたく際に強力な能力となることと思います。存分に学んでください。
    投稿: 2014/04/28 23:25、Motoyuki Sugano
  • 参考になる書籍 授業時のアンケートで、参考書を教えてほしいとの要望がありましたので記載します。細川博昭『知っておきたい自然エネルギーの基礎知識』(ソフトバンククリエイティブ 2012年)952円+税、フェリス女学院大学エコキャンパス研究会『大学生がえがく脱原発の未来マニュアル』(東京新聞出版局 2012年)952円+税、齋藤勝裕『知っておきたいエネルギーの基礎知識』(ソフトバンククリエイティブ 2010年)952円+税。いずれも図書館の指定図書、推薦図書にも挙げておきましたので、一度手にとってご覧ください。いずれも分かりやすい内容であり安価です。さらに、授業では内容に応じてエネルギー関連団体の無料頒布資料も配布して説明する予定です ...
    投稿: 2014/04/24 23:47、Motoyuki Sugano
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