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1年生後学期以降の環境・エネルギー系科目の予定
現代生活学科では1年生前期に「環境科学概論」を履修し、環境科学に関する基礎的な事柄を関連付けて学びます。特に地球温暖化と、紫外線・オゾン・フロン・光化学スモッグの関係を理解します。 1年生後学期の「現代社会を読み解くd(科学技術と社会)」では既存のエネルギー利用方法を理解し、再生可能エネルギーの特徴をより深く学びます。 2・3年生の「環境工学及び調査」では環境問題について詳しく学びます。(1年前期環境科学概論の教科書を使います。) 「生活ビジネスa(グリーンビジネス)」では環境社会、環境ビジネスの機構について考えます。(1年前期環境科学概論の教科書を使います。) 「地域エネルギー論」ではバイオマス等再生可能エネルギーの地域自立型利用について主に学習します。 環境・エネルギー系の演習科目として次の科目がありますが、履修生の数、意欲、理解度、さらにはその時期に必要とされる環境・エネルギー分野のトレンドの状況に応じて内容を決定します。 「地域エネルギー論演習」、「エコビジネス演習」、「フィールドリサーチ*」、「プロジェクト演習*」(*: 複数教員担当のため環境・エネルギー学以外の多様な領域も履修可能) 入門編としては、環境・エネルギー分野に関する、博物館等見学、期間限定展示見学を行い、応用編としては環境・エネルギー分野に関する、各種施設見学を通して各種施設への問題解決型提案や実習を予定しています。それぞれの見学後には、各自のテーマに沿ってプレゼンテーションを行い、履修生間で理解度を深めます。 博物館等見学は、現代生活学科広報紙(現代生活学科News! 第18号)に一例を掲載しました。 期間限定展示は、主に東京ビックサイトやパシフィコ横浜で行われますが、首都圏で開催される安価で有益な講演会も紹介します。 環境・エネルギー分野に関する各種施設として、地域自立型エネルギーシステム設備、環境保全設備等の見学を予定しています。 もうすぐ始まる1年生後期の「フィールドリサーチ(環境・エネルギー分野)」の内容につきましては、おもしろく学べる・今後の地球に必要な施設見学を予定しています。今、水面下で先方と交渉中です。ご期待ください。 |
2014年前期授業報告
環境科学概論の授業を終え、その報告書を作成しました。いずれ、大学ホームページにて発表されますが、抜粋して掲載します。 【全体】授業内容によっては関連する写真が掲載されている専門書籍・雑誌の回覧も行いました。レポート(環境にかかわる新聞記事を見つけてまとめる)を提出した件数に応じて試験に加点しました。最大8件のレポートを提出可としたが平均提出件数は7.2件となり、履修生諸君は活発に自己学習を行いました。 【授業評価】 試験終了後に以下の設問に無記名で解答を依頼し履修学生39名全員が回答しました。 1.この科目について関心がありましたか。 ①とても関心がある7 ②関心がある21 ③どちらでもない9 ④あまり関心はない1 ⑤できれば履修したくない1 2.この科目の授業内容について、知っていたことはどの程度でしたか。 ①多く知っていた0 ②知っていることのほうが多い12 ③知らないことのほうが多い27 ④ほとんど知らなかった0 3.担当教員(菅野)は分かりやすい説明をした。 ①そう思う32 ②少しそう思う5 ③どちらでもない2 ④あまり思わない0 ⑤思わない0 4.この科目は全体として満足できるものだった。 ①そう思う23 ②少しそう思う11 ③どちらでもない5 ④あまり思わない0 ⑤思わない0 知らないことが多かった授業内容にも関わらず、数多くの履修学生から良い評価をいただき、心から感謝いたします。 【履修生からの意見】「環境科学概論」について良かった点、改善してほしい点、質問、意見、希望などを、無記名で履修学生に書いてもらいました。 授業内容の良かった点や、賛同意見については、現代生活学科広報紙(現代生活学科News! 第17号)に掲載しました。 数多くの履修学生から授業内容の良かった点や、賛同意見をいただき、感謝に堪えません。こちらこそ、ありがとうございました。 |
りんご と でんき?
現代生活学科が主柱としている「自立」、「環境」、「メディア」。実は緊密な関わりがあります。一例ですが、アイフォンなどで有名な企業(リンゴの英語名)のウェブサイトをご覧ください。 電気が無くてはメディアも成り立ちませんし、メディアを介した自立社会も難しくなります。しかし、現在では発電に多量の化石燃料を使用して多量の二酸化炭素が排出され、地球温暖化は進んでしまいます。ではどうすればよいのでしょうか。現代生活学科の多様な科目を通して一緒に考えていきましょう。 |
環境科学概論の内容について
受講生の方々にはすでに講義でお話していますが、「環境学」は幅広い分野を基礎としています。私の基礎的な専門は化学ですが、この講義を含めて現代生活学科の環境分野の学習では、特に理系科目の知識を持っていなくても理解できる内容を展開していきます。(もちろん、理系科目の知識を持っている方はより深く広く理解できます。) 一方、社会における事業展開では様々な業種で環境分野に関係していますので、この学科での「自立」、「環境」、「メディア」を柱とした学修は、在籍学生諸君が社会に羽ばたく際に強力な能力となることと思います。存分に学んでください。 |
参考になる書籍
授業時のアンケートで、参考書を教えてほしいとの要望がありましたので記載します。 細川博昭『知っておきたい自然エネルギーの基礎知識』(ソフトバンククリエイティブ 2012年)952円+税、 フェリス女学院大学エコキャンパス研究会『大学生がえがく脱原発の未来マニュアル』(東京新聞出版局 2012年)952円+税、 齋藤勝裕『知っておきたいエネルギーの基礎知識』(ソフトバンククリエイティブ 2010年)952円+税。 いずれも図書館の指定図書、推薦図書にも挙げておきましたので、一度手にとってご覧ください。いずれも分かりやすい内容であり安価です。 さらに、授業では内容に応じてエネルギー関連団体の無料頒布資料も配布して説明する予定です。お楽しみに。 |
エネルギー基本計画
が下記IPCC報告書と同時期の4月11日に閣議決定されました。
「原発ゼロ」から一転、原子力発電が再び重要な電源(ベースロード電源)として位置づけられました。今後のエネルギーをどのようにしたら良いのか、本学科
の各種科目を通して考えていきましょう。まずは、1年次設置「環境科学概論」でしっかりと既知のことを学んでいくことにしましょう! |
IPCC第5次評価報告書第3作業部会報告書
が4月13日に公表されました。世界全体の温室効果ガスを今世紀末に
ほぼゼロにできれば、環境の激変を避けるために必要とされる2度以内の温度上昇(産業革命前との差)に抑えられるとのことです。さらに、20日に公表され
た付属文書では、風力や太陽光と、原子力などは相互に置き換えることが可能とされています。 |
環境科学概論開始!
実践入門セミナー以外では、現代生活学科1年生にとって最初の科目が
必修科目のこの科目でした!私にとっても実践女子大学での最初の講義。学生諸君の反応がよく、パワーを感じました。アンケートでも、環境科学に興味を示し
ている人が多く安心しました。大丈夫ですよ、難しい化学はここでは触れないで、理解を確認しながら進めますので。アンケートにたくさん書いていただきあり
がとうございました。皆さんの様子が少しずつわかってきましたよ。では、また次回の講義で。 |
暮らしとエネルギー 地球環境
身近な生活のなかで、エネルギーをつくり出す科学技術がどのように関わっているのかを、衣食住の生活領域を例に段階的に学んでゆく。その上で、世界全体のエネルギー資源と利用技術の全体像を理解する。 |
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