メディア生活経営論
従来、テレビや新聞、映画やインターネットといった各種メディアには、その組織的特徴を基盤とする固有の特質があり、メディア・マネジメントとは、そうした組織分析・組織マネジメントを意味していた。しかし今日、メディアの流動化、複合化によって、むしろ生活者としての目的論的な視点からのアプローチ、事業的視点からのマネジメントが大きな有効性を持つに到った。
いまや私たちは一人の「事業者」として、メディアを私たちの生活にどう取り入れ、その結果としてどう生活を組み立てていくか、という「ライフ・マネジメント」が求められている。
本授業では、そうした多種多様なメディア・ライフ・マネジメントについて、具体的な事例を交えつつ概説を行い、基本的理解と見識を深めつつ、豊かな日常を送るため、あるいは的確な事業経営を行うための総合的素養をはぐくみたいと考えている。

第1週 オリエンテーション
第2週 メディア・ライフ・マネジメントとは何か?
第3週 テレビメディアにおけるマネジメント
第4週 映像メディアのマネジメント①
第5週 映像メディアのマネジメント
第6週 映像メディアのマネジメント
第7週 活字メディアのマネジメント①
第8週 活字メディアのマネジメント②
第9週 ネットメディアのマネジメント①
第10週 ネットメディアのマネジメント②
第11週 ネットメディアのマネジメント③
第12週 メディアと経済
第13週 グローバル社会とメディア・マネジメント
第14週 今後のメディア・ライフ・マネジメントの展望 
第15週 まとめ

講義から

  • はじめに 今日、経営を考える際に、考え方の枠組みの上での主要な対象が、組織から事業へと変わってきている。組織を変わらぬ資源とし、それをどう経営するかという課題設定をするのではなくて、事業遂行の最適化の見地から、組織もその変動要素のひとつと見るような変化である。マーケティングの基礎理論をベースに、自律分散協調システムに代表されるメディア構造をモデルとした事業経営論を学ぶ。
    投稿: 2014/04/16 2:33、jun inutsuka
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