学外会議が早く終わったため、上野の科学博物館で開催中のヒカリ展に行ってきました。 そう、日野の授業でも、渋谷の化学でも履修学生さん達に勧めていたものです。勧めていた当人が最終週に行っているわけですが。。 入場料は、特に学生さんには高い感じですが、十分もとが取れました。私にとっては倍額でも良いくらい。 光は波か粒かという物理学的な話も理解しやすく、ド・ブロイさん(フランスの物理学者、公爵)とか懐かしかったです。 人間が見ている葉の緑色は、白色光の中で葉が吸収できずに反射している波長の光を人の眼の中の錐体細胞が感知して視神経を経由して大脳で色を認識するとか、人が見ることのできる可視光線以外の紫外線、赤外線、X線、電波は波長の違いで区別できるがいずれも電磁波とか。 曲がりなりにも物理、化学、物理化学を勉強したから理解しやすいのか、それとも、このヒカリ展を見てから高校の物理や化学を勉強すると、とても整理して学習できる感じもします。 そして、物理化学の教科書に出ていた科学者の方々の略歴も展示されていましたが、皆さんかなり紆余曲折。 しかし、得意分野と集中力と発想力はもの凄かったことが伺えます。(学歴じゃないですね。やるかやらないか。) その他にも、宇宙のビッグバンにより、あらゆる元素と電磁波が生まれて、90億年かけて生成した地球上で、我々は現在、様々な元素が織りなす物質と、その様々な物質から発生する電磁波を利用している。壮大ですね。 私たちがいる地球、それが存在する宇宙。宇宙はどのように生まれて、これからどうなるのか。その広さは計り知れないし、とか考えると、日常の些細な困りごとなんて、とってもちっぽけなことですね。 困ったことがあった時は宇宙を思い出しましょう。(しかし、実際には、切羽詰っているときは宇宙のことなんて考える余裕ありませんね。) その宇宙のビッグバンにより、物理、化学、生物、地学といった理科が生まれているわけです。 もちろん、発光する生物や鉱石も多数紹介されていますしので、生物、地学好きの方にも満足できる展示ですよ。 残念なのはこのヒカリ展は2月22日まで。お急ぎください。 (日野校舎の掲示板に100円安くなる割引券を貼っておきましたので、実践の学生の方は、ちぎってご利用ください。(先着2名!)) (意外に、女子学生のような方々が多く見学されていました。) 基本、長時間かかる映画や展覧会は、短時間で見たがるせっかちな性格なのに、この展示は2時間弱見入ってしまいました。(足が疲れましたが、見続けました) |